理解が進む高校化学

高校化学の分からないを解消したい

【高校化学基礎】

 原子について

  まず、原子,電子配置,イオンについて説明する前に、化学とは何かから話していこうと思います。化学とは、物質がどのような構造や特性を持っているか、又、その相互間作用や反応によってどのような経路をたどり別の物質に変化をするか、を研究する、自然科学の一部門です。

 私自身は中学時代から理科が好きで、中学時代は特に地学が好きでしたが、高校で化学の授業が本格的に始まり化学の面白さに魅了されました。高校卒業後も国立の化学科に進み化学について日々勉強しています。化学は理解ができれば楽しいのですが、高校時代に化学が苦手と言う人がたくさんいたので、化学の理解が難しいという高校生が減ったらいいな、と思って始めました。

 

 さて、簡易的に始める経緯を書いたところで、今回の原子についての説明をしていこうと思います。

 化学を学ぶにあたって一番重要なモノが原子です

軽く原子の説明を箇条書きで書きます

  • 大きさ⇒10^-10m
  • 原子の種類は陽子数(=電子数)で決まる
  • 陽子数はそのまま原子番号である

 例:Na(原子番号11)→陽子数 11 電子 11 中性子 12

 原子核陽子+中性子

 重要ポイント

 陽子数=電子数であり、陽子は電気的に正に帯電、電子は電気的負に帯電、中性子は電気的に中性なので、原子は全体として中性である!

  • 原子番号は原子の左下に書き、原子の左上に書いてあるものは質量数である

質量数=陽子数+中性子

 ここで、気づいた方もいると思いますが、原子番号と陽子数は同じなので同じ原子同士では陽子数も同じです。ですが、中性子数は同原子で同数とは限りません。それを、同位体と言います。同位体とは、同じ元素で中性子数が異なる原子のことです。中性子数が異なるので、もちろん同じ元素で質量数が異なります。

例: H(原子番号 1 質量数 2) H(原子番号 1 質量数 1)

ここの例では左方の水素原子は原子核中に中性子が存在し、右方の水素原子の原子核中には中性子が存在しない(こういうこともあります)ということになります。

 

 他にも、放射性同位体半減期といった語句がありますが、ここでは苦手意識を払拭してほしいので、教科書のコラムに書いてあるようなことは省きます。希望があれば説明していこうと思います。

 最後まで見てくださり、ありがとうございました。